Track Listing:
SIDE A:
Boom Bam (7:25)
SIDE B:
1. Boom Bam (Short Version) (3:45)
2. Boom Bam (Instrumental) (3:10)
Arranged by J. Brenner
Produced by John Brenner Produtions / Joe La Greca
▶ アメリカのゲイディスコ・シーンを皮切りに、全米ポップ・チャートで記録的メガ・ヒットとなったポール・レカキス「ブーム・ブーム」は、Spinning Dee-Dee、勇直子の国内産カヴァーを含めて今も世界各国でリリースが絶えない幾多のカヴァー・チューンに留まらず、数々の亜流ソングをも生み出しました。ここ日本のディスコ・シーンでは、国内発売されたボディ・ヒート「ノー! ミスター “ブーム ブーム”」、さらに大手ポリドールがリリースしたレフト・レーン「バン・バン・バン」がアンサー・ヴァージョンとしてお馴染みですが、当時はカナダ・ローカル(中米はノー・カウント)で終り、輸入盤が日本国内に流通しなかった、知る人ぞ知る幻のイミテーション「ブーム・ブーム」がこいつ、その名もマネキンの「ブーム・バン」です。カナダのインディ・ダンス・レーベル、ダンス・プラント・レコードからリリースされた本作は、オリジナルとレフト・レーン版を合体した安直なタイトル、オリジナルが男性ヴォーカルでレフト・レーン(やボディ・ヒート)が女性ヴォーカルだったので、それならふたつを混ぜて、同じカナディアン・ハイエナジーの大物、ライムのような男女デュオにしようという適当なコンセプト(多分)の下で制作されたインスパイア物です。プロデューサーはライムの製作総指揮として、また第一次ディスコ・ブームの中、ガラージ・クラシック「アクション 78」「ジャーキー・リズム」、そして「愛のディスコ・スタイル」を放ったエロチック・ドラム・バンドのマネージャーとして、さらにあの「The Break」で知られる本国カナダのディスコ・バンド、カト・マンドゥのメンバーとしても名を連ねたJoe La Grecaと、スージーQやジェラルディン・コルドーを育てたジョン・ブレナーの両人。ソング・ライターにジェラルディン・コルドーのプロデューサー、Cussy NicodemoとElliot Mechanic。そして男女ヴォーカリストにジョン・ブレナーと、Tina K.のシンガー・ネームで数曲のシングルをリリースしたカナダの女性ポップ・シンガー、Tiziana Kuticという布陣。日本では馴染みのない名前ばかりですが、ことカナダのディスコ・シーンでは実績バリバリの面子が制作サイドにズラリ名を連ねている辺りが、単なる二番煎じのアンサー・ソングの範疇を超えて、楽曲に箔を付けています。そして、「ブーム・ブーム」のリップオフ物としてナンバー1のクォリティであることは世界中のハイエナジー・マニア周知の事実として認定されるカルト的名作です。“フェロモン”ジャケット好きも見過ごせませんね(笑)