Track Listing:
SIDE A:
The Look Of Love (USA Remix - Dub Version) (7:37)
SIDE B:
The Look Of Love (Part 3 - Dance Version) (4:17)
▶ 第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンの中で生まれ、UKニューウェイヴを世界に知らしめた稀代のシンセポップ・チューン「ルック・オブ・ラブ!!」のアメリカ・マーケット向けリミックス12"。本国イギリスでは、クラシック音楽の如くパート1からパート4までショート・ヴァージョンやインストを4つの楽章に分けて構成した過去に例のない前衛的スタイルでのリリースとなりましたが、アメリカではあくまでクラブ・オリエンテッドに振ってコマーシャルな要素を排除したリミックス・ヴァージョンを用意。尚、イギリスではプロモのみの「Special Remix」として配布されました。元バグルスで、後にアート・オブ・ノイズを主宰するプロデューサーのトレヴァー・ホーン自身が手掛けたこのリミックスは、原曲の醍醐味だったキーボーディスト、アン・ダッドリー女史の壮麗華美なストリングス・パートやヴォーカル・パートにはあえてスポットを当てず、マドンナ「ホリディ」に引き継がれたシンセ・トラックをベースに、インストとダブに重きを置いた内容。この当時、UKニューウェイヴ・サウンドがまだ広く受け容れられてなかった背景もあり、ヨーロッパ産ダンス・ミュージックのアメリカ用リミックスとしては特に画期的と言えるほど珍しい編集スタイルではありませんでしたが、本作に関しては才人トレヴァー・ホーンが溢れんばかりのアイデアとセンスを遺憾なく発揮したスリリングな傑作ヴァージョンに仕上がっています。そして、このスタイルはすぐにイエス「ロンリー・ハート」の12"リミックスに踏襲されます。'80年代の音楽史に燦然と輝くこの傑作ニューウェイヴ・クラシックは、DJリミックス・サービス物や国内プロモ盤などに多くのダンス・エディット・ヴァージョンが残されていますが、どれもオリジナル・ヴァージョンをベースにした拡張版というコンセプトで作られており、独創性際立つ一芸術作品と捉えることすら大袈裟ではないUSリミックス・ヴァージョンの高みには達していません。尚、B面にはヴォーカル・パートをフルにフィーチュアした、一般大衆向けのエクステンデッド・ダンス・ヴァージョンをカット。