Track Listing:
SIDE C:
49ERS - Don't You Love Me (6:24) [120 BPM]
Mix by Darrin Rich
SIDE D:
MR. LEE - Pump That Body (7:31) [125 BPM]
Mix by Les Massengale and Bradley D. Hinkle
From The "Professional DJ Remix Service: THE ULTIMATE MIX 34"
▶ イタロ・ハウス絶頂期のディスコを盛り上げたキラー・チューン2曲をアルティミックス・ヴァージョンでカップリングしたDJ専用12"シングル。日本全国の名立たる店ではこれ以外は使われなかったと断言してもおかしくないくらいに掛かりまくった“絶対本命”ヴァージョンです。フォーティナイナーズ「ドント・ユー・ラヴ・ミー」はジョディ・ワトリーのヴォイス・サンプルを使ってオーディエンスに「タッチ・ミー」以上のインパクトを与えた名作。アルティミックス・サービスのサテライト・シリーズとして'89年に平行発足した『Funkymix』への作品提供を機に、短期間だけリミキサーとして参加したダリン・リッチのエディットは、これに限らず当時のアルティミックス・リミックスの中ではおとなし目の仕上がりが特徴でしたが、本作はブレイク多目で、使いやすさと繋ぎやすさからDJはとても重宝しました。片や、ミスター・リー「パンプ・ザット・ボディ」はアルティミックス・プロダクションを育てた両雄、レ・マッセンガールとブラッドリー・ヒンクルがともにアイデアを出し合ってそれらを詰め込んだ、全カタログの中でも10指に数え挙げられるであろう傑作。テクノトロニック「今夜はパンプ・アップ」のマテリアルを要所に挟みこんで再構築。サンプリングやSEをこれでもか、とばかりに投下してヒップ・ハウスの旨味を凝縮した超絶品の営業用限定ヴァージョンに仕上がっています。曲の後半にはダン・ハートマンの「ヴァーティゴ」まで飛び出す大胆な遊びっぷりには、当時閉業してまだ間もなかった『DISCONET』や『HOT TRACKS』等の同業他社を圧倒して、ナンバー1・リミックス・サービスに成長したアルティミックス・カンパニーの無礼講的余裕さえ窺えます。因みに当時の東京マハラジャではアルティミックス・エディットの「テクノトロニックのテーマ (This Beat Is Technotronic) 」から本作へ、という繋ぎが基本でした。