CHRISTY - Mystery Of Our Love - DISCO ≧ CLUB MUSIC SPECIALTY STORE クラバーズ・レコーズ

CHRISTY - Mystery Of Our Love

型番	NE-0075
販売価格	8,580円
数量	枚

Track Listing:

SIDE A:

Mystery Of Our Love (Extended Version) (9:13)

SIDE B:

1. Mystery Of Our Love (Radio Version) (5:09)

2. Mystery Of Our Love (Inst. Version) (5:57)

▶ 創業間もないエイベックス・トラックスが立ち上げたサブ・レーベル『アルファベット・レコード』から'91年新年早々にリリースされた4作目シングルは、トリーシャ「エヴリタイム・ユー・ウォント」(=エイベックスの版権物で初めてヒットしたナンバー)やヴァージネリ「ファンタジー」を下敷きにしたメロディックな和製ユーロビート。当時、発足したばかりで情熱以外はナイナイ尽くしだったエイベックス・トラックスが、それでも既存大手レーベルのユーロビート・オムニバスCDシリーズに肩を並べようと『スーパー・ユーロビート』をシリーズ化。しかし毎月の新作リリースに迫られるも、シーンに参入したばかりで思うようにユーロビート系レーベルの楽曲使用ライセンスを取得できず、『TIME』レコードを去ったデイヴ・ロジャースらが立ち上げた新進レーベル『A. Beat-C.』とオランダのミシェル・ファン・デル・カイ(ミッシェル・キー)の『MADE UP』レコード作品くらいしかリストアップできないピンチの中、収録曲をなんとか確保しようと自社で制作した楽曲のひとつが本作でした。英語詞はジョニー・ボム、リック・ワイルドなどの名義でヴォーカルも執ったシンガーソング・ライターのジョン・カントレー、楽曲制作はエイベックス・トラックスの社員で、のちにマキシマイザーやスター・ゲイザーの名でハイパーテクノ系のヒットを量産した星野靖彦(Dino Starr)と、同じくセカンド・ファンクションを名乗った冬野竜彦。そしてプロデューサー的立ち位置で創業者の松浦勝人(MAX MATSUURA)の3人が、イタリアは『STIL NOVO』レコードの制作陣としてクレジットされていた“BALDONI-ROSELLINI-RONINI”や、古くはF.C.F.の“FARINA-CRIVELLENTE-FADINGER”といった連名プロデューサー・チームにあやかって“MADD-STARR-FERRINI”を名乗ってリリース。元よりユーロビート大好き野郎たちが作った楽曲は、この曲以外の数作品も含めてとても国内制作物とは思えないなかなかのクォリティを携えていましたが、一部ローカル地域を除いてディスコでのリアクションは概ね振るわず仕舞い。しかし、彼らの真の実力はこのあとほどなくしてミッシェル「ホーリー・ナイト」で証明されることになります。