Track Listing:
SIDE A:
All Night (English Version) (4:52)
SIDE B:
1. Tropique (French Version) (4:51)
2. Pardon (3:36)
Guitare (Guitar): Roland Carette
Claviers-Drums (Drums, Keyboards): Axel de Kirianov
Basse (Bass): Paul Bernard
Trompette (Trumpet): Hugues Gillard
Sax-Clarinette (Clarinet, Saxophone): Leon Jacquot
Vocal Tropical (Vocals): Eric Desclee
Vocal-Piano-Synthetiseur (Lead Vocals, Piano, Synthesizer): Muriel Dacq
▶ '80年代に活動したフレンチ・シンガーで日本へのプロモーション来日の経験もある、ムリエル・ダックが'85年にリリースしたデビュー・シングルにして代表作がこの「トロピック」。マイナー調ながら厚みのあるサウンド・プロダクションをバックに、キャッチなメロディとヴォーカルに、イタロ・ディスコ界隈でも有名なイタリアのポップ・シンガー、ピノ・ダンジョ(Pino D'Angiò)にインスピレーションを受けたイタリア語ラップでメリハリを付けたダンス・ミュージックは、リスナーに新鮮な感動とときめきをもたらしました。フランスやベルギーのフランス語圏は元より、ドイツや遥か北米カナダでもフランス語のリミックス・ヴァージョンをメイン・トラックに置いてリリースされましたが、翌年1986年にスペインでのリリースの際に新たに英語ヴァージョンを録音。そのまた翌年に初出となった国内盤には世界で唯一、英語&フレンチ・ヴァージョンのロング・リミックスをカップリング。プレミア度の高い一枚となっています。国内のディスコでは当時勢いのあったアルファ・レコードでも老舗のビクター音産でもないキング・レコードからの発売だったことも災いしたか、決して期待されたようなヒットには至らなかったものの、渋谷や六本木のディスコでは案外好評でした。当時の東京マハラジャではオリジナルのフレンチ・リミックスをオンエア、一方、青山キング(KING&QUEEN)では英語ヴァージョンが好んでオンエアされたようです。【※ 盤反りあり】