Track Listing:
SIDE A:
Break Me Into Little Pieces (7:55)
SIDE B:
Break Me Into Little Pieces (Instrumental) (7:55)
▶ イギリスはロンドンのダンス・インストラクター、アーリーン・フィリップスがプロデュースしたダンス・ミュージック・グループ、ホット・ゴシップが '86年の解散を前に出したキャリア末期の一作。ナイジェル・ライトのダンス・ミュージック・ユニット、ミラージュに参加するROY GAYLEに代わって、グループのダンサー兼務メイン・ヴォーカリストに昇格したFLOYD ANTHONY PEARCEと、'82年に加入した当時18歳の女性ダンサー、DONETTE GODDARDを中心に、のちの'90年代にUKオールマイティ・レーベルのスタジオ・グループ、OBSESSIONに参加するAMANDA ABBS、この曲をリリースして間もなく脱退、シングル・シンガーとしてのキャリアをスタートさせるシニータ、さらに'86年のグループ解散後はモデルや女優としてTVドラマに活躍の場を移し、イギリスのミュージカル『スターライト・エクスプレス』のジャパン・ツアーで来日、日本でも踊ったFRANCES WINGATEの女性ダンサー陣4人に、華麗なブレイク・ダンスを見せるROBERT GRIMSBYとROBERT GROSSなる黒白男性ダンサー2人を擁した総勢7人が
この時点の正規メンバー。UKのダンス・ミュージック・シーンでも主流ジャンルとなっていたハイエナジーを、しかも大御所・イアン・レヴィンのプロデュースでリリースするも、本国含め、海外では全くの不発。解散のきっかけにもなるような大失敗に終りましたが、ここ日本のディスコ・シーンではセンチメンタリズムに訴えるイントロから一転するミュージカルのりの壮大なスケール感で奏でるメロディがウケて大ヒット。「君の瞳に恋してる」に並ぶ国内ディスコ・シーンにおける歴史的ヒット・チューンとして今日もダンスフロアを焦がし続ける、国内ディスコ・シーン最大級のメガ・ヒットです。事の始めは、デッド・オア・アライヴと同じく北海道は札幌のディスコで真っ先に火が付き、すぐに独特の振り付けとともに北海道最南端の函館に飛び火、そこから津軽海峡を越え、東京は六本木や新宿界隈のディスコティックへと拡散。一気に全国へと波及して行きました。当時の北海道ディスコ・シーンはハイエナジー・ミュージックの発信基地だったんです。