Track Listing:
SIDE ONE:
Make This A Special Night (Harding's Special Magical Night Mix) (7:02)
Mixed by Phil Harding
SIDE TWO:
1. Make This A Special Night (Fordy's Night Magic Specal Mix) (6:58)
Mixed by Dave Ford
2. Where Do We Go From Here (3:45)
Mixed by Phil Harding
Engineered by Peter Day
Vocals: Lorraine McIntosh
Keyboards: Steve McIntosh
Guitar: "JC" Charles
▶ UKのソウル・グループ、クールノーツ放つスウィングビート・ナンバー。UKのヒット・ソング生産工場として一世を風靡したPWLとの契約でメシャー・ヒットを狙うも、全盛期の勢いが完全に衰えていた彼らのバックアップでは遠く及ばず、リリース時は本国含めて世界各国で不発、日本ではお洒落なジャケットデザインで人目を引き、輸入レコード店の売り上げこそ好調だったものの肝心のクラブシーンでは、'91年末の初登場時はほとんど振るわず仕舞い、ほぼ同時期に出たシャニス「アイ・ラヴ・ユア・スマイル」やリサ・スタンスフィールド「チェンジ」辺りのダウンビート物とミックスされて時折りオンエアされる程度で、スマッシュ・ヒットにすら遠く及ばないリ・アクションに沈みました。しかし、そんなマイナーで終わって埋もれた惨敗曲が、初リリースから5年も経過した頃に国内クラブ・カルチャーを席巻したヒップホップ/R&Bブームで再評価されてリヴァイヴァル・ヒット。そもそもヒットポテンシャルの高かった楽曲が、レコード・コレクターの硬派な世界ではあまり歓迎されないストリート出身のB-BOY/GIRL連中に新たに支持され、見事にメジャー・シーンへと返り咲きました。曲はUKのPWLプロダクションが、ハンドクラップに乗った跳ねるスウィングビートを活かした当時主流のスタイル。国内に限りですが、この前年に出したシビル「メイク・イット・イージー・オン・ミー」と双璧を成すPWL産スウィングビートの最高傑作として崇められています。ヒップホップ/R&B人口の著しい隆盛に伴うレコード・ディガーの増加で、'90年代半ばから'00年にかけて国内だけで高嶺の花へと昇華した12"シングル。因みに、裏ジャケット左開口部中心にレコードの取り出しを容易にする凹型の切れ込みがあるものはオリジナル。それ以外は例外なく国内の違法業者が粗製濫造した、一文の価値もない海賊盤(産業廃棄物)ということになります。弊店がお届けするこの一品は勿論、UK産のオリジナル原盤ですので安心してお買い求め下さい。