Track Listing:
FACE A:
Mandolay (6:26)
FACE B:
In Living Stereo (5:04)
Licensed by B.M.O. Records/U.S.A.
▶ 「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」で知られるワイルド・チェリーの元メンバーでロック・キーボーディストのマーク・アヴセックがプロデュースして曲も書いたディスコ/ヴォーカル・バンド、ラ・フレーヴァーのデビュー・アルバムに初収録され、ビルボード・ディスコ・チャートで7位にランク・インしたトロピカル・ディスコ「マンドレイ」。その数年後、アヴセック自身がアート・アタックを名乗ってラ・フレーヴァーと同じくカール・マジュリとの共同プロデュースで、時代を見据えたハイエナジー・アレンジでセルフ・カヴァーしたのが本作。アメリカ『CBS』配給の『B.M.O.』レコードからリリースされたこのヴァージョンは、ハイエナジー・ブーム真っ只中の日本国内のディスコ・キッズに刺さり、旋風を巻き起こすギガ・ヒットとなりましたが、リアタイでは国内盤発売に至らず、すぐに輸入盤レコードも超絶入手困難。すでに広く出回っていたラ・フレーヴァー版で妥協して渇きを癒す輩が全国に続出したものです。尚、国内での初カットは '80年代も末期にリクエスト数の多さに応えた有線放送が独自に切ったプロモ盤だったことは意外と知られていません。そして'90年代に入ってエイベックス・トラックスが版権を得てからはプレミア相場も徐々に落ち着いて行ったのでした。また、ちょうどその頃に「キープ・オン・ダンシン」のゲイリーズ・ギャングがラ・フレーヴァー版を丁寧にリメイクしたニュー・ヴァージョンをレコーディングして一部マニアを驚かせましたが、まあどうでもいい余談ですね。原盤のアメリカ盤の他に唯一リリースされたジャケット付きフランス盤12"は '80年代から変わらぬコレクターズ・アイテムの定番です。