Track Listing:
SIDE A:
ANTONIA RODRIGUEZ - La Bamba "The Original Wall MacDonald DISCO VERSION" (9:46) [122 BPM]
Arranged by N. Daum, H. Hornung
Produced by Horst Hornung
SIDE B:
DEE D. JACKSON - S.O.S. (Love To The Rescue) MEGAMIX (7:20) [124 BPM]
Produced and Composed by Gary Unwin
Disco mix by Vince DeGiorgio
Engineered and Edited by Kevin Unger
Licensed From Power Records, Canada
An Original Jupiter Records Recording
Recorded In W. Germany
▶ 国内のバカチョン・ディスコ界隈で「オートマティック・ラヴァー」が当たったイギリス出身のスペースディスコ・シンガー、Dee D. ジャクソンによる一作。'80年にミュンヘン・ディスコのクリエイター、ゲーリー・アーウィンがプロデュースしたドイツ産コズミック・ディスコに目を付けたカナダのパワー・レコードが、その3年後にRANDY SHAFERのハイエナジー・アレンジでディスコ・ミックス。さらに同年末、留めとばかりにカナダのディスコDJでパワー・レコードの創設者でもあったVINCE DeGIORGIOの新たなディスコ・ミックスを投入してイギリスでリヴァイバル・ヒット。勿論、国内でもサーファーディスコ・ブームが去って猛威を振るっていたハイエナジー・センセーションに乗って大ヒット。このカナディアン・セカンド・リミックスはイントロに長めのインスト・パートを差し込んで貯めを作った、存在する中で最も長いヴァージョン。国内ディスコでもそこそこ重用されましたが、当時のダンスフロアで主にオンエアされていたのはあくまでプレイタイム4分弱のオリジナル・ミュンヘン・ヴァージョンだったことを忘れてはなりません。因みにこのシンガーの個人的推薦曲は「Galaxy Of Love」。哀愁イタロ・ディスコの最高峰として名高い「My Sweet Carillon」とは系統こそ全く異なるものの、決して劣ることない彼女の傑作ナンバーです。そして、カップリング・トラックはリッチー・ヴァレンスやロス・ロボスの歌唱で知られる「ラ・バンバ」のディスコ・ヴァージョン。アメリカではプロモ&初回プレス分12"のレーベル・クレジットでアントニ“オ”・ロドリゲスの男性名で誤植されてちょっと気の毒だったドイツの女性ディスコ・シンガー、アントニア・ロドリゲスが '78年に放ったディスコ・カヴァーです。これにもゲーリー・アーウィンがベーシストとして参加していますね。尚、両面ともにオリジナル・ライセンス元はドイツのジュピター・レコードです。