Track Listing:
SIDE A:
Love Supreme (Jazz In The House Remix)
SIDE B:
1. Love Supreme (Album Mix) (4:04)
2. Love Supreme (Dub In The House Remix) (7:50)
Mixed by Arthur Baker
Mix Engineers: Hugo Dwyer & Mark Plati
Edited by: Timothy Scott
Sax by: Stanley Turrentine / Keyboards/Piano by: David Cole
(Music: J. Coltrane With Lyrics Added by W. Downing/D. Cole With Permission)
▶ ジャズ・サックス奏者・ジョン・コルトレーンが1965年に発表した先鋭的モダンジャズ・アルバム『至上の愛』の第一章「Acknowledgement」から一節を抜き出して、新たに歌詞を付けたハイセンスこの上なきハウス・カヴァー・チューン。ファンキー・テナーマン、スタンリー・タレンタインをゲストに、彼のどす黒いサックスをふんだんに効かせ、デヴィッド・コール(C&C)の流麗なキーボード/ピアノを走らせてジャジーでアダルトな魅力と迫力たっぷりに仕上げたUKハウス創生期の大傑作です。プロデューサーのアーサー・ベイカーが手掛けるUK盤オリジナル・ミックスと、デヴィッド・モラレス&フランキー・ナックルスのDEF MIXコンビによるUS盤用リミックスでリリースされましたが、どちらも甲乙付け難い絶品の完成度で、当時の国内クラブ/ディスコでは両ヴァージョンともヘヴィー・オンエアとなりました。このファーストUKミックスはアルバム・ヴァージョンをベースにしたロング・エディットで、コールのピアノが絶大な効果を与えています。また、B面ダブ・ヴァージョンはタレンタインのサックスがリードを執る卒倒もののアレンジ。この当時のアメリカではまだまだシカゴ・ハウスが熱く、イギリスでもM/A/R/R/Sから派生したサンプリング・ハウスやアシッド・ハウスが全盛で、ジャズ・ネタの渋いハウス・ナンバーがあまりに斬新過ぎた時代背景もあり、世界中のクラブDJに衝撃をもって迎え入れられました。その結果、USビルボードのホット・ダンス・チャートで最高位4位を獲得、ここ日本でも'88年新年初頭の全国ディスコ/クラブ・チャートでは本作とナラダ・マイケル・ウォルデン「ディヴァイン・エモーションズ」が各箱でトップを独占するという強烈無比なチャート・アクションを記録しました。