Track Listing:
SIDE A:
Goody Two Shoes (New Version) (3:27)
Produced by Adam Ant and Marco Pirroni
Bass, Acoustic Guitar and Vocals: Adam Ant
Guitar: Marco
Drums: Bogdan Wiczling
Trumpet: Martin Drover
Saxophone: Jeff Daly
SIDE B:
1. Desperate But Not Serious (4:10)
2. Ant Music (3:36)
▶ BO DIDDLEYを始祖とするジャングル・ビートを代表する傑作ダンス・チューン「グッディ・トゥ・シューズ」。'80年代に入って、パンクにニューウェイヴ、テクノが百花繚乱に花開いたブリティッシュ・ミュージック・シーンで、“ネオロカ(ネオロカビリー)”と呼称されるロカビリー・リヴァイヴァルの中で生まれた“ジャングル・ビート”ナンバーです。アダム&ジ・アンツでのバンド活動を経てソロに転向したニューロマンティックの雄によるデビュー・シングルは本国でナンバー1、米ビルボード・ホット100チャートでも最高位12位のヒットに輝きました。オフィシャルの12" ダンス・ヴァージョンはリリースされませんでしたが、この曲には7" シングル用ファースト・ヴァージョン(2005年再発アルバムのボーナス・トラック収録時に「Chris Hughes Single Mix」と初クレジット)と再録のアルバム・ヴァージョンの2種類が混在。アルバムに先駆けてリリースされたシングル・ヴァージョンはバンドのメンバーだったクリス・ヒューズがドラムを叩きましたが、アルバムではバック・ミュージシャンとして新たにボグダン・ヴィツリングがドラマーとして起用されたため、その変更に伴い録り直しされました。リヴァーヴを効かせたドラム・イントロの撥ね具合が印象的なファースト・ヴァージョンは、世界各国でリリースされた7"やドイツ盤12"、さらに国内プロモ盤12"に収録。片や再録版アルバム・ヴァージョンは、ソロ・アルバム『フレンド・オア・フォウ(敵か味方か!?)』の販促用に3曲入りで配布された「ハロー・アイ・ラブ・ユー」のアメリカ盤12"に“New Version”のクレジットを付してカップリング・カットされましたが、当カナダ盤12"ではなんと驚きの一面一曲で収録! B面にはアルバムからのサード・シングル「絶望と狂喜」と、アダム&ジ・アンツ時代の代表曲のひとつ、「アント・ミュージック」をチョイス。当時、国内の営業現場ではシングル盤に比べて入手し易く扱い易かったアルバムからのカット・プレイが主だったため、必然的にアルバム・ヴァージョンがオンエアの中心でした。そのド‘本命’ヴァージョンを一面一曲A面扱いでカットした12" シングルは後にも先にもこの盤だけです。新宿はツバキ・ハウス伝説のクラブ・イヴェント“LONDON NITE”の定番にして界隈のディスコを席巻、また北海道ではニューウェイヴやロカビリー・タイムの花形チューンとして持て囃されました。本当に良い音楽に恵まれた幸せな時代でしたね・・・