Track Listing:
Side A:
Behind The Mask (6:15)
Side B:
1. Behind The Mask (Inst.) (4:40)
2. Only You (6:16)
▶ Y.M.O.の坂本龍一がボコーダーを通して歌った、'79年のシンセポップ「ビハインド・ザ・マスク」。クリス・モズデルが綴ったオリジナルのリリックに、あのマイケル・ジャクソンがリリックとメロディを追加したカヴァー・チューン。事の始まりは、'80年代初頭に日本のプロレスラー、ジョージ高野がアメリカでの海外修行中の入場曲としてこれを使っていたところ、偶然TV中継を観ていたジャクソンに刺さり、直接、高野に連絡を取って詳細を尋ねたことでした。ウィキペディア等の公式資料では、来日した際にこの曲を知ったクインシー・ジョーンズから薦められたとなっていますが、事実は異なります。ジャクソンは、制作に入っていたアルバム『スリラー』収録曲の候補として歌詞とメロディを追加してアレンジ。デモ録音まで済ますも、結局Y.M.O.側との著作権使用料で折り合えずにお蔵入りにしました。その数年後に、ジャクソンのバック・ミュージシャンとしてキーボードを担当していたグレッグ・フィリンゲインズがジャクソンのデモ・テープをベースにしたカヴァーをアルバム『パルス』に収録。こうして一度没になった楽曲が数年の時を経て陽の目を見たのでした。もちろん、作詞家としてだけではなく、共同プロデューサーにしてバック・ヴォーカルを担ったのもマイケル・ジャクソンでした。本作はビルボードのダンス・クラブ・ソング・チャートで4位を獲得するクラブ・ヒットとなり、ここ日本ではアルバム共々未発売に終わったものの、北海道や東京・六本木のディスコでスマッシュ・ヒット。その翌年にはフィリンゲインズの紹介でエリック・クラプトンのカヴァーもリリースされ、よりワールドワイドに拡散しました。