Track Listing:
SIDE A:
That's The Way It Is
SIDE AA:
1. I'm The One Who Really Loves You (U.S. Remix)
2. You Changed My Life
Mixed by Pete Hammond for PWL
Engineered by Mark McQuire & Yo Yo
Drums A Linn
Guitars Matt Aitken
Keyboards Mike Stock, & Matt Aitken
▶ 歌唱力と巧みなダンス・パフォーマンスを伴ったそのフォトジェニックな魅力とヒット・メイカー、ストック・エイトキン・ウォーターマンの全面プロデュースで人気を博すも、わずか2年で活動停止したメラニーとキム・アップルビーの姉妹ポップ・デュオのラスト・シングル。'87年のセカンド・シングル「リスペクタブル」が全英シングル・チャートでトップに輝き、続く「F.L.M.」もヒット。一躍スターダムにのし上がった中、それまでのシカゴ・ハウスを意識したアダルト・テイストのダンス・ミュージックから脱却して純度高く洗練されたネオ・ユーロビート・スタイルでリリースしたのが本作。エディ・マーフィー主演映画『カミング・トゥ・アメリカ』のサントラ盤にも収録されて、デュオにとっては4曲連続のトップ10ヒットを記録。ここ日本では国内シングル発売がなかった中、ディスコティックに集うユーロビーターのハートを鷲掴みにしました。当時の“マハラジャ”サウンドを象徴する一曲として今なお輝きを失わない、PWL産ユーロビート史上最高峰のクォリティを纏う傑作です。止むを得ない事情があったとはいえ、今さらながらライヴ・パフォーマンスの映像はおろか、本人出演のビデオ・クリップすら残っていないのがつくづく残念です。カップリングには、アメリカだけでシングル・リリースされたオースティン・ハワードのカヴァー・ナンバーと、アップルビー姉妹が書き下ろした新曲を収録。脇役扱いのこれらサブ・トラックも短い活動期間ゆえにこの姉妹デュオが残した貴重な記録として大切に聞きたいものです。メラニー・アップルビー ・・・、遺作を残すにはまだまだ早すぎる23年の人生と命に合掌。